安田 登著『体と心がラクになる「和」のウォーキング ー芭蕉の“疲れない歩き方“でからだをゆるめて整えるー』を読む2023.06.07 17:46これは現役能楽師が「ゆっくり」「長い距離」を「景色を眺めながら楽しく」歩くスローウォークを勧めた本。スローウォークでは筋肉は鍛えられないが、その代わり深層筋が活性化される。特に脚を上げる働きをする深層筋である「大腰筋」が活性化される。「日常の仕事こそが修行だ」という事上磨練、健康...
枡野俊明著『おだやかに、シンプルに生きる』を読む2023.06.07 17:34現役住職による禅語の教訓を紹介した本。この中で印象的だった禅語を紹介していきたいと思う。まず、非思量。これは、頭で考えてばかりいるから、イライラが募るということを教える禅語。次に、体露金風。これは目に触れる自然、それこそが悟りの姿そのものであることを意味した禅語である。そして、喫...
ブレイディみかこ著『THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本』を読む 2023.06.07 17:20ブレイディみかこが地べたの日本に密着取材した報告記。最初の章は、賃金未払のキャバクラ嬢のエグチさんの賃金返還要求をするために労働団体のメンバーとともに上野の仲町通りでキャバクラ側とやり合う様子を描いた「列島の労働者たちよ、目覚めよ」。そもそもブレイディは日本の「中流意識」に疑問を...
MICHAEL CONNELLY著『THE DARK HOURS』を読む2023.06.07 16:58マイクル・コナリーのTHE DARK HOURSを読んだ。「バラド刑事とボッシュ」シリーズの4作目である。今回は非常に面白い。絶対のお薦めです。まるで初期のボッシュの世界に戻ったような楽しさがありました。今回の主役はリネ・バラドの活躍を中心に物語は進みます。 2020年の年末のL...
黒田恵美子著『一生歩ける体になる 黒田式ケア・ウォーキング 体の痛み・悩みをスッキリ解消 姿勢・動作改善プログラム』を読む2023.06.07 16:40よく歩き方を研究している健康運動指導士によるウォーキングの本。 「そもそも、なぜ、歩くことが健康に良いといわれているのでしょうか。歩くことは有効な有酸素運動だからです。有酸素運動にはさまざまな病気の予防効果があることがわかっています。走る、泳ぐ、自転車をこぐことなども有...
雨宮処凛著『排除の空気に唾を吐け』を読む2023.06.07 16:27「自己責任論」ばかりを振り回すこの国のシステムが、フリーターや非正規労働者を生み出してきた。彼らは一度、生活の軌道から足を踏み外すと、おぞましい事件を起こしたり、自殺したり、餓死したりする。彼らの行動にも問題はあるが、この国の生み出した「弱者切り捨て」の雇用システムにも問題がある...
椎名誠著『アイスランド 絶景と幸福の国へ』を読む2023.06.06 10:37 椎名誠が著したアイスランド紀行。この旅で椎名誠はふたつのアイスランド人の家族を訪ねる。ひとつめはパン屋さんのフリードリックさん。フリードリックさんの家は地熱の温水パイプを利用している。長いパイプラインを流れてきた湯(温泉)は家に入る段階で60度。キッチンや風呂、床暖...
KEN FOLLETT著 『A Column of Fire』を読む2023.05.31 18:4516世紀中葉のイングランド。大聖堂を擁する河畔の商業都市キングズブリッジで貿易を営むウィラード家は、カトリックでありながらもプロテスタントに対しても寛容な家柄だった。一方、商売敵でもあるフィッツジェラルド家は頑ななカトリックで、両家の仲は決していいとは言えなかった。ネッド・ウィラ...
中野ジェームズ修一著『最大効果のウォーキング』を読む2023.05.31 18:31「理論的かつ結果を出すトレーナー」として数多くのトップアスリートやチームのトレーナーを歴任している中野ジェームズ修一がウォーキングのやり方を紹介した本。運動には「過負荷の原則」というものがあって、日常でやっている以上の負荷をかけなければ身体機能アップにつながらない。ウォーキングの...
椎名 誠著『ぼくの旅のあと先』を読む2023.05.31 18:21冒険小説家、椎名誠による旅のエッセー。旅のエッセーらしく通常第一章、第二章とするところを第一宿、第ニ宿という章立てにしている。第一宿では、ビール党の著者がどんなビールが美味いかを論じている。世界のビールについても美味い、不味いが紹介されている。第ニ宿では、厳冬期のロシアを旅した著...
加藤俊徳著『最強のウォーキング脳』を読む2023.05.31 17:58脳内科医が書いたウォーキングの効果を検証した本。ウォーキングこそが不調や睡眠トラブルを改善し、充実した日々を過ごすための「最強の脳トレ」である。ウォーキングが、人類にとって目的達成という労働(仕事)力の原点にある。脳は歩けば歩くほど、イキイキするしくみになっている。運動脳を使うこ...
唯川 恵著『バッグをザックに持ち替えて』を読む2023.05.31 17:42小説家、唯川 恵の山登りドキュメント。飼い犬のセントバーナード犬のルイが死んだことで始めた山登り。初めの頃は頂上まで辿り着けなかった浅間山の頂上に立つまでのトレーニングの描写が面白い。 そして、紅葉を見るために北アルプス穂高連峰に囲まれた涸沢カール(2300m)を目指す。 それ...