イェール大学の心理学の教授、アンは、人の判断と推論を向上させるための情報豊かなガイド本でデビューを果たす。認知心理学に頼りながら、アンは思考におけるありふれたエラーとバイアスについて調査し、それらとの闘い方について考える。著者は、1960年代初頭、“確証バイアス“を体系づけるに至った心理学者、ピーターC.ウェイソンの実験の特徴を述べ、あるいは人の信念を支持する情報だけに専心する傾向について説明する。アンは読者に多数の可能な説明を考えるよう励まし、ある人の仮定を反証するやもしれぬ証拠について考えるよう励ます。アンは事例に基づく証拠が紛らわしいという点を警告する。そして、人々はしばしば少量のおそらくは代表していないデータ(例えば、応募者の毎日の行いを反映してないかもしれない一対一の面接に基づいて管理者は雇用決定をする)に基づいて一般化しすぎていると説明する。
東京ブックランド 1950円+税
0コメント