ブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読む

 英国のブライトンに住む著者と息子のふれ合いを中心に展開していくノンフィクション。息子と人種差別癖がありダンスが上手いいじめられっ子のダニエル、貧困層が住む公営団地に住むティムとの交友、著者が底辺託児所で世話をしていたビヨンセの妹、ソランジュ似のリアーナとの再会、息子が二重の意味を込めて名付けた「グリーン(環境問題)(未熟な、経験が足りない)・イディオット」というバンド活動の様子など、英国の「地べた」が分かる内容になっています。

 英国の差別問題、貧困問題、中学校の教育事情などが分かりやすく書かれています。英国の日常生活に興味がある方にはオススメの一冊。

新潮文庫  630円+税

KAZUMAの読書日記

冒険、スリラー、ジョギング、エッセーなどなど、気の向くまま、多ジャンルの読書を続けてきましたが、オススメできそうな本を備忘録風にご紹介いたします。

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