KEN FOLLETT『EYE OF THE NEEDLE』 を読む

 第二次大戦下、英国で暗躍するドイツ人スパイを描いた小説。細身の短剣の名手、スパイフェイバーがあの手この手で英国警察の手を逃れていく。機密情報を得たフェイバーは小船で英国脱出を試みるが、暴風雨の影響で離れ小島に漂着してしまう。

 その島には半身不随の灯台主、デイヴィッドとその妻、ルーシー、子供のジョーが住んでいた。フェイバーは一家の世話になりながら再度英国脱出を画策するが、心ならずもルーシーと恋に落ちてしまう。元英国空軍のパイロットだったデイヴィッドはフェイバーの秘密を嗅ぎ付け、フェイバーと殺し合いをする。その結果、デイヴィッドはフェイバーに殺され、ルーシーもそのことに気づいてしまう。ルーシーとジョーはフェイバーの手を逃れるが、フェイバーは2人に迫ってくる。

 最後のルーシーとフェイバーのやり合いは見どころである。ゾクゾクする小説なので、是非、皆様にもおすすめします。

 私は原書で読みましたが、邦訳も出ています。

原書 東京ブックランド  1280円+税

邦訳 『針の眼』 創元推理文庫 戸田裕之訳 1300円+税

KAZUMAの読書日記

冒険、スリラー、ジョギング、エッセーなどなど、気の向くまま、多ジャンルの読書を続けてきましたが、オススメできそうな本を備忘録風にご紹介いたします。

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